映画『お葬式』

お葬式を扱った映画といえば、伊丹十三の初監督の初作品『お葬式』が有名です。
お葬式という暗いタイトルにもかかわらず、作中には否応無く葬儀に巻き込まれた関係者の戸惑いが、丁寧かつコミカルに描かれ、笑いが溢れており、 そのギャップが大きな話題を呼んで、大ヒットを記録しました。足をしびらせてズッコけるシーンなど、お葬式で遭遇しそうなずっこけなところがおかしかった記憶があります。
この映画にでてくる家族同様、初めて自分でお葬式をだすとなると、なにかと勝手がわからず、不敵輪が生まれるものです。葬儀を経験したことのある者なら実によくわかるエピソードが満載ですが、やがては人間讃歌をかなであげていく手腕がお見事だといえます。
葬儀屋さんとの打ち合わせ、数珠の購入、など、日本のお葬式の風景を醒めた視点から描いています。参加者が撮影したという設定の白黒のシーンも印象的です。式の準備が一通り終わって、しばらくぶりに再会した親戚の女性たちが楽しそうに屋根に登り、亡くなった老人の奥さんまで子供みたいにはしゃいでいます。確かに、葬式では久しぶりの親戚との再会が妙になつかしくもあり楽しくもあるものです。
普段、なにげなく、自然と行っている葬式なるものの不可解さ、可笑しさをそのディテールスを丁寧に描くことで、監督の狙い通り、喜劇ではないが、リアリティがあって、可笑しみのある新しい日本映画の世界を構築した記念碑的な作品となっています。
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今日のお勧め記事 ⇒ 葬儀での失敗談
葬儀での失敗談をご紹介したいと思います。 「3月のはじめに親類の葬式に、四歳の子供をつれて出席したときのことです。いきなり「ひな祭りの歌」を大声で歌いだされてギョっとしました。最近保育園で覚えた歌です。遺影のそう言えばひな祭りの段飾りと似ていますよね」かわいい失敗談ですね。子どもにとっては、沢山のお花に囲まれて、楽しそうだと感じてしまったのかもしれませんね。 「北島三郎の熱狂的なファンだった叔父の葬儀でのこと。いざ出棺となったとき、突然北島三郎の「祭り」が流れ始めました。し
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